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《戦艦陸奥》【ミニサイズのゴム動力戦艦:おまけ(加賀)付き】一光模型(イッコー) ゴム動力で走る戦艦シリーズ No.3 戦艦陸奥
        

イッコウ模型戦艦陸奥

イッコウ模型戦艦陸奥

イッコウ模型戦艦陸奥

パッケージはダメージ多し

神崎レンタルサービス 空母加賀

ゆうパケットポストで発送します

  • Product Quantity
    : 1
  • Starting Bid
    :280円
  • Highest Bidder
    : ・ / Rating:1859
  • Listing Date
    :May 10, 2026 19:43
  • Bidding closes on
    :May 17, 2026 21:09
  • Auction Number
    :o1229437207
  • Condition
    :Damaged and stained (specify in description)
  • Automatic Extension
    :Yes
  • Authentication
    :Yes(Description)
  • Early Closing
    :Yes
  • Can I return the product?
    :no
  • Description
  • Q&A ()
  • Cost Estimator
  • Problem Item Response Procedur
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  1. It may be a rental item, please be careful before bidding
  2. The seller does not provide return compensation and other responsibilities
  3. The remittance needs to be completed within the time required by the seller
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  5. The product may leak, please ask clearly and pay attention before placing a bid.
  6. Cannot be bundled together, each item will have its own shipping fee to Japan

《戦艦陸奥》【ミニサイズのゴム動力戦艦:おまけ(加賀)付き】一光模型(イッコー) ゴム動力で走る戦艦シリーズ No.3 戦艦陸奥

商品説明 ■ 一光模型(イッコー) ゴム動力で走る戦艦シリーズ No.3 戦艦陸奥と神崎レンタルサービス 軍艦シリーズ 空母加賀について
◇イッコー模型 ゴム動力で走る戦艦シリーズ No.3 戦艦陸奥
 ネットで調べると一光模型(イッコー模型)はWikiのプラモデルメーカー一覧には掲載されてませんが、戦闘機や戦車などのミニシリーズの模型は、いろいろなブログで紹介されてます。これらのブログをチェックしてみると、一光模型の前身は寺島模型飛行機製作所という木製模型メーカーで、1960年頃に株式会社寺島模型となってます。この当時同社は木製の戦艦武蔵の大型模型を出していて、1960年年末に同社最初のプラモデル海賊船バイキングを販売してます。翌年(1961年)寺島模型より一光(イッコー)模型となったようです。
 このイッコーの戦艦シリーズは1963年頃と思われるカタログに掲載されてるので、この頃販売された艦船模型シリーズだと思われます。ラインナップは戦艦大和、武蔵、長門、陸奥、榛名、霧島の6種類で全てスケールは無くゴム動力で走るミニ艦船キットでした。確かにパッケージの横も同じラインナップとなってます。
 一光模型自体は1970年後期まで存在していたようです。
*キットの特徴
 ・ゴム動力で水上走行可能。(ゴムは別途ご用意ください)
 ・接着剤は入ってますが多分使用できません。
 定価 50 円? (税抜:当時)
 ネットでは販売されてないようです。

◇神崎レンタルサービス 軍艦シリーズ 空母加賀
 実測値107.4mm位の塗装済み半完成品のキットです。最近のキットだけあってそのままでも加賀らしい艦容をしてます。また無理矢理スケールを当てはめると約1/2220ですので1/2000艦艇ディオラマの背景などに使えるかもしれません。
 パーツは本体以外に起倒式アンテナマスト4本と艦載機が数機入ってますが、組立説明書は元々ありません。
 おそらくパッケージを見て取り付けろとの事だと思います。起倒式アンテナマストは恐らく接着材で取り付ける方式と思われますので、別途接着剤をご用意ください。
 ・フルハルモデル
 ・展示台付
 定価300円位?

※  出品理由や趣旨については自己紹介をご参照ください。(必読ではありません)

■ ご注意
・戦艦陸奥
・無塗装、未組み立て品です。塗料、制作工具、接着剤等は別途ご用意ください。
・パーツリストが無い為パーツの確認は出来てませんが、パーツを入れてる袋は未開封で穴も開いてませんので、メーカー側でのミスがない限り全て揃ってると思われます。足りない場合はメーカーにお問い合わせください。
・空母加賀
 塗装済み半完成品のキットです。起倒式アンテナマストや艦載機のパーツも入ってますが、組立説明書は元々ありませんのでパッケージを見て取り付けてください。(接着材は別途ご用意ください)
・パッケージは経年劣化により日焼けやかなりのスレ等の劣化がありますし、一部折れや汚れ、破損が存在しますのでご了承下さい。
・本出品には上記の可能性もありますので、美品や完品がほしい方は、入札をご遠慮下さい。

※ 当出品物は売る事を前提として保管してた物では無い為、新品同様の状態のものもありますし、日焼けや変色、スレ等全体的に劣化している状態のものもあり、全てが同一のコンディションではありません。このため商品の状態を判断して出品してますが、当方で新品同様と判断しても、見落としや落札者様の判断基準と異なる可能性もありますので、どのような状態であっても基本的に「傷や汚れあり」に設定し、開始価格も低めの設定にしてます。
 特に模型については組んで頂くことを前提としてますので、パーツリストのあるものはパーツを確認し、可能な限り本体部分のパーツが揃っているものを出品してます。(欠品している場合は欠品部分の情報と、リカバリ方法のヒントを記載いたします) このためパッケージの状態を特に重視される方は入札をご遠慮ください。
 書籍についても、内容では無く書籍の状態の方を重視される方は入札をご遠慮ください。

■ 同時に下記商品を出品しています。
[艦艇]
・艦載機2機自動発艦ギミックを搭載したゴム動力航空母艦
 日東科学 航空母艦シリーズ CVA-59 米海軍フォレスタル級航空母艦フォレスタル
・イッコー模型のミニサイズのゴム動力戦艦に神崎レンタルサービス 軍艦シリーズ 空母加賀付属
 一光模型(イッコー) ゴム動力で走る戦艦シリーズ No.3 戦艦陸奥

[スタートレック]
・スタートレック PRODIGYに登場するジェインウェイ提督座乗の宇宙艦、しかも大きなXLサイズ
 デアゴスティーニ スタートレック オフィシャルスターシップスコレクション U.S.S. ヴォイジャー NCC-74656-A
・NCC-1701/NCC-1701-A/NCC-1701Dの3隻セット:ただしデカール欠品
 AMT スタートレック エンタープライズ 無印/A/D フライトディスプレイ

[サブマリン707]
・サブマリン707のジュニア1号・2号セットに:ワタ艦セレクション弐号艦付
 タスクフォース ゴム動力キット ジュニア1号・2号

[ハセガワオリジナルSFメカ]
・ハセガワ S・T・Xシリーズのミニメカ、プルバックゼンマイで走るタマゴヒコーキ。
 ハセガワ テクノシリーズ スーパートムキャット

[聖戦士ダンバイン]
・クローバー社を潰したバイストンウェルの悪夢ともいえる人形
 クローバー 聖戦士ダンバイン ミ・フェラリオ チャム・ファウ

出品一覧(ここをクリック)

入札等に関して このページの記載を熟読ご確認して頂き、十分理解し、了承した方のみご入札願います。

1.支払い等について(2026/3/1:修正)
 1) 支払い方法は、かんたん決済のみです。
 2) これまで落札された方の9割以上の方が落札した翌日の13:00迄に振り込んで頂いてますので、振込みは基本的に落札後24時間以内にお願い致します。コンビニなどの利用等で振込が落札後24時間を越える場合は、落札後24時間以内にいつ頃の振込になるかご連絡ください。落札後24時間以内に振込も無く連絡も頂けない場合は問合わせさせて頂きます。この問合わせから24時間以内に返答等のアクションがない場合は入札を取消させて頂き、次点の方に落札頂くか、または再出品させて頂きます。
 また事情をお伝え頂いた場合でも、入金は落札後5日以内にお願い致します。
 3) システム上新規の方の入札は出来ないようになってますが、もし入札が出来てしまい落札頂けた場合は、落札直後1時間以内にお支払い頂くか、または振込の予定をご連絡ください。尚、振込予定の連絡していただいた場合でも振込は落札後48時間以内にお願い致します。落札後1時間以内にお支払いもご連絡も頂けない場合は無警告で次点の落札者様((4)と同様の問題がない方)に落札権を譲渡するか再出品とさせて頂きます。(すいません、これまで新規の方の落札の場合100%いたずら入札でしたのでこの対応とさせて頂きます)
 4) 落札者様の評価で、他の出品者様より振込の遅延または落札品の受取処理を行わない等、落札後の問題で悪いの評価がついている落札者様及び前回当方の出品で振込遅延または受取処理遅延メッセージを受けた落札者様は、落札した翌日の13:00迄に振込もしくは振込予定のご連絡をお願いします。翌日13:00迄に振込も振込予定連絡もいただけない場合は、当方よりお問い合わせさせていただきます。以上のお問い合わせをさせて頂いても、落札後24時間以内に何らかのアクションがない場合は入札を落札者様都合で取消させて頂き、次点の落札者様(前述と同様の問題がない方)に落札権を譲渡するか再出品とさせて頂きます。(すいません、何度もいたずららしい入札がありましたのでこの対応とさせて頂きます)

2.同梱(おまとめ発送)について
 1) 同時期(「■ 同時に下記商品を出品しています。」の項目に記載している出品物)の出品物は同梱可能です。(再出品とは基本的に同梱できません)

3. 発送について
 1) 匿名配送及び商品追跡のため、発送はおてがる宅急便(EASY)またはゆうパケットポスト、ゆうパケットプラス、ゆうパケットポストミニを使用します。送料を安く出来ないかとのお問い合わせもありますが、下記の通り定形外の場合匿名配送、商品追跡が出来なくなる為、変更できませんのでご了承下さい。
 2) 日本国内のみで海外発送には対応してません。
 3) 梱包は雨などの水漏れ防止用にビニール袋に包み、梱包箱等に入れます。ただし梱包箱では発送サイズに収まらない、または100サイズを超える大型サイズの場合は、段ボール用紙、またはクラフト紙で梱包して発送します。
 4) 落札者様からのご入金確認後、土日祝祭日を除き通常は24時間以内、遅くとも48時間以内の発送を心がけてますが、事情により遅れる場合がございます。その場合は落札者様へご連絡いたします。
 5) お手軽宅急便(EASY)での発送の場合で着日を指定(発送後標準的な輸送期間を過ぎた日を指定する場合)は振込前にご連絡ください。尚、ゆうパケットプラス、ゆうパケットポスト、ゆうパケットミニの場合は期日指定が出来ません。お手数ですが受取れなかった場合は郵便局のウェブより地元の郵便局に連絡して頂き、郵便局または近くのコンビニでの受取りを指定してください。
 6) 定形外郵便発送のご質問が何度がございましたが、匿名配送及び商品追跡のため現状定形外郵便を使用する予定はございません。

4.受取処理について
 1) 商品到着後2日(到着後48時間)以内に受取り処理を行ってください。匿名配送の為、商品が落札者様へ届いたかどうかは判りますので、到着してから2日(到着後48時間)を越えて受取処理も無く、受取処理が遅延するご連絡もいただけない場合は、こちらから催促の連絡をさせていただきます。尚、それ以前に催促の連絡があるかもしれませんが、それはシステム側が出力した自動送信です、
 2) 今まで配送の追跡後、商品を郵便局や営業所止め等にしてあると判断した場合は、その週末に受け取るものと判断し、翌月曜日までは催促致しませんが、出来れば受取予定期日のご連絡をお願い致します。何のアクションもない場合は、翌月曜日に催促の連絡をさせて頂きます。
 3) 催促をかけてから24時間以内に何らかのアクションを頂けない場合は、落札者様の評価または前回までの対応に基づき以下のように対処致します。
  (1) 受取処理をしないとの評価がある場合、催促から24時間経過しても何らかのアクションがない場合はブラックリストに登録致します。
  (2) 受取処理をしないとの評価が無い場合、催促から48時間経過しても何らかのアクションがない場合はブラックリストに登録致します。
  (3) 当方のこの出品または以前の出品で支払い、受取処理で2回以上の警告を受けた場合ブラックリストに登録致します。

(注)これまでの取引で極一部の方の対応に問題があり、これまでより入札条件が細かくなったり厳しくなり申し訳ございません。上記条件にご納得頂けない(上記期間内にお支払い、や受取処理が出来ない、もしくはお支払いや受取処理の遅れる理由を連絡するつもりのない等)場合は入札をご遠慮ください。

5.評価について
 1) 評価は、当方に評価いただいた方のみ対応させて頂きます。
 2) 評価不要の方は当方への評価も必要ございません。

6.再出品について
 これまで落札されなかった商品やいたずら入札で落札がキャンセルされた商品の再出品を行ってませんでしたが、準備出来次第以下の要領で行う予定です。
 ・即決有り、送料込みでの出品形式の出品となります、掲載期間は未定です。
 ・基本的に即決価格はアマゾンや相場を参考に商品の状態を考慮し設定し、開始価格も即決価格の9割程度とします。
 ・通常出品との同梱は基本的に出来ません。

7.その他
 1) ご質問がある場合は、オークション終了の24時間前迄に行ってください。
 2) 送料も含め値引き交渉は致しません。
 3) 現品しかございませんので、基本的にノークレーム・ノーリターンでお願い致します。
 4) 新規の方や評価が非常に悪い方、また取引に不安を感じる方は、申し訳ございませんが入札を取消させていただく場合がございます。

上記ご確認の上ご検討ください。
送付方法 ゆうパケットポスト
支払方法 Yahoo!かんたん決済(詳細
実艦について ・戦艦陸奥
◇クラス解説
 日本は14inch砲搭載主力艦(扶桑型戦艦、伊勢型戦艦、金剛型巡洋戦艦)8隻を建造、その次に伊勢型の改良型として50口径14inch連装砲6基計12門搭載する長門型の建造を計画しましたが、イギリスが15inch砲搭載のクィーン・エリザベス級戦艦の建造を承認、更にアメリカでは16inch搭載戦艦を計画との情報を受け、14inch搭載主力艦の建造を打ち切り、16inch主砲を搭載する戦艦8隻及び巡洋戦艦8隻からなる八・八・八艦隊計画(艦齢8年以内の戦艦8隻、巡洋戦艦8隻で構成する艦隊)を立ち上げました。(艦齢8年以内の戦艦と巡洋戦艦を各8隻の計16隻となると毎年戦艦または巡洋戦艦を2隻ずつか、戦艦と巡洋戦艦を1隻ずつ竣工させなければならず、また戦艦クラスを建造できる造船所当時日本では4カ所。となると造船所1カ所につき2年で1隻は進水させなければならず空母などの他の大型艦艇も建造できません。まあ、こう考えると財政的にも物理的にも無理で早々に破綻したと思われますが、面白いのでこれからも八・八・八艦隊と書いてこうと思います。)
 この八・八・八艦隊計画に基づき設計を改め、16inch砲搭載戦艦とし建造されたのが長門型戦艦です。長門型は、英海軍のクィーン・エリザベス級戦艦のウォースパイトをベースとして、ジュットランド沖海戦の教訓をいくらか取入れ、また当時世界最強の45口径41cm砲を連装で4基搭載し、日本海軍独自の機構も組込建造されました。ただジュットランド沖海戦の戦訓を取り入れたため、起工が1年遅れた事により、2番艦陸奥の竣工が1921年10月となり、これがワシントン海軍軍縮条約での争点となりました。日本側は陸奥は完成済みとしたのですが、米英はまだ未完成であると主張、この結果陸奥の存続を承認する代わりに、アメリカは建造中止となったコロラド級2隻の建造が認められ、イギリスは新規に2隻の16inch砲搭載主力艦(後のネルソン級戦艦)2隻の建造が認められました。このワシントン海軍軍縮条約締結後の海軍休日の時代、長門型はアメリカのコロラド級3隻、イギリスのネルソン級2隻と合わせ世界7大戦艦(ビッグセブン)と言われました。
 長門型の船体は当初配備予定の秘密兵器・連繋式1号機の連繋索を乗切る為スプーン・バウとし、また主砲塔が扶桑型や伊勢型よりも少なくなったため一人当たりの居住面積が増え好評でした、更に艦の運動性も良く、加速減速性能が優れ、旋回半径は既存艦より大きいものの、速度低下が少なく舵の効きも良く保進も優れてました。
 艦橋はパゴダマストと言われる中央に太い主檣1本に副檣6本で構成した七脚檣を採用しました。これは扶桑型で発生していた主砲爆風対策でもありました。七脚檣トップには射撃方位盤を収め、その下に射撃指揮所・檣楼指揮所・副砲指揮所等が備え付けられました。ただ竣工時は艦橋が露出しており、第一煙突の排煙問題が出ており、平賀譲計画主任は藤本喜久雄部員に対策を検討させたところ、第一煙突の湾曲案を提案、平賀は「そんなみっともない事出来るか」と一括し、第一煙突頂部に覆いを付けましたが、この対策は殆ど効果が無く、平賀は無断で藤本案の弯曲煙突式を採用しました。これが平賀と藤本の対立の一因となってます。
 尚、弯曲煙突により艦橋の10m測距儀の測距精度が向上したそうで、結果は良好だったそうです。
 機関出力は計画時軸馬力60,000馬力で25ノットを予定してましたが、ジュットランド沖海戦の戦訓より高速化が求められ、軸馬力は80,000馬力、26.5ノットに高速化されました。ただし対外的には最大23ノットとされましたが、欧米では軸馬力から換算し24.5ノット以上とみられてました。
 しかし関東大震災時に救援物資を積み東京湾に急行したところ英軽巡ディスパッチに追跡され、長門型が23ノット以上の速力とばれてます。
 竣工時は石炭と重油の混成缶21基としてましたが、1934年から1936年の期間に行った大改装で重油専焼缶8基に換装してますがタービンは換装してません。このため改装後は機関出力88,445馬力と多少増えたものの、兵装や上部構造物の改装及びバルジの装着や装甲の増加等で排水量が43,473トンに増加した為、艦尾を延長したものの速力は25.8ノットに低下してます。しかしレイテ沖海戦ではほぼ2時間の間26ノットを出していた大和に追従できていたので、実際の速力は26ノット以上出せたのではないかとの証言もあるようです。
 四一糎主砲については、まず1914年6月2日に16インチ砲の試作を公表してます。そして長門型が搭載した主砲の正式名は四十五口径三年式四一糎砲で1916年7月に試射を行ってます。尚、この主砲は国内で実用化された初めての戦艦用主砲で、メートル法で設計されてました。(日本の造幣部門は1914年から、日本海軍では1921年からメートル法を正式採用してます)
 この「四十五口径三年式四一糎砲」はワシントン海軍軍縮条約で16inch(40.6cm)以上の砲の搭載を禁止された為、条約後は呼び方を「四十五口径三年式四十糎砲」と呼称されてます。
 尚主砲の外形は英国の一五インチ府より小さく技術的にも優れた軽量砲で、米国のSHS(初速は遅いが大重量砲弾の為水平装甲への打撃力が大きい)搭載の16inch砲を除けば最強の四〇糎砲でした。
 同砲は当初最大仰角30度、最大射程30,300m、貫通力は距離20Kmで271mmでしたが、近代改装に於いて加賀型戦艦に搭載予定の主砲塔に換装し、最大仰角43度、最大射程38,430m、貫通力が距離20Kmで454mmと大幅に改良されてます。
 防御については、長門型の建造中にジュットランド沖海戦が起きたため水平防御の強化と高速化という戦訓を取り入れ、日本で初のポストジュットランド型戦艦として竣工してます。水平防御の強化は副水線装甲帯を廃し水平防御を1.75inchに1inch追加してます。垂直防御は米国のコロラド級とほぼ同等ですが、ネルソン級よりは劣ります。水中防御はネルソン級、コロラド級を上回ってますが、舷側の非防御区画が拡大した為船体には多数の防水区画を設けてます。
 その他に大改装において魚雷発射管を撤去してます。
 太平洋戦争時には、1943年6月に、二号一型電探を搭載し、マリアナ沖海戦後に二号二型電探、一号三型電探各2基搭載、対空機銃増設(計98門)を行いました。レイテ沖海戦後には、副砲4門撤去し、八九式12.7センチ連装高角砲2基(計12門)、25ミリ機銃30基(計128門)を増設してます。
 長門と陸奥は。当時の日本海軍の象徴・誇りでもあったため連合艦隊の旗艦を務め、広く日本国民にも親しまれました。特に竣工後まもなく艦橋への排煙対策として1番煙突を後方へ屈曲させた艦容は人気でした。

◇個艦解説
 戦艦陸奥は長門型戦艦の2番艦で、長門より1年遅れた1917年に加賀型戦艦、天城型巡洋戦艦と共に八四艦隊案の一艦として予算が承認されました。当初は建造まで時間があったので41cm連装砲塔5基案や連装2基、三連装2基の全10門という陸奥変態という案もも検討されましたが、最終的に長門の同型艦として建造されました
 陸奥建造中の1921年、ワシントン海軍軍縮条約が締結されましたが、この条約では未完成艦は廃艦とするとなってました。この為英米は陸奥の廃艦を主張しましたが、日本は完成艦と主張しました。
 陸奥は書類上10月24日の完成とされ外観は完成状態でしたが、実際には装甲板の1部は不良で、測距儀なども装備も間に合わず、内部も残工事が残っており、公試運転も省略した半完成状態でした。
 日本海軍は米英の新聞記者達を陸奥に乗艦させ完成をアピールするなど行い、最終的に存続を勝ち取りましたが、米国の40センチ搭載戦艦コロラド級のうちワシントンを除く3隻の建造継続と英国の40cm砲搭載戦艦ネルソン級の新造を認めることになりました。
 竣工時は長門と共に世界七大戦艦の1隻とも呼ばれ、聯合艦隊の旗艦任務も何度も行い、広く国民にも愛された戦艦です。
 しかし第二次世界大戦ではミッドウェー島攻略と第2次ソロモン海戦に参加したものの殆ど温存されていたため敵との交戦は行われず1643年6月8日に爆沈してしまいました。

 陸奥は1920年に竣工。1921年10月19日の全力公試で26.728ノット(排水量33,750トン、87,479馬力)を叩き出しました。同型艦長門との相違点は、船体では艦首フェアリーダーの位置がやや先端に向かっている部分で、またスプーン・バウ形状の艦首だと、波切り性が悪く飛沫で砲塔の光学照準に悪影響を与える等の問題があり、また艦首被弾時に大浸水を招く可能性があるため、1927年に長門に先んじて改修されたのですが、殆ど効果が無く長門は最後までスプーン・バウの状態でした。更に菊花紋章の取付位置も長門よりやや高くなっており、この2点が最後まで長門との相違点となってます。兵装関連では41cm主砲塔の測距儀が新型の波式8メートル(従来は武式6メートル)」と2メートルほど大型化してます。
 艦橋構造物は後楼や艦橋指揮所の形状が異なっており、竣工時の第一煙突の排煙・排熱ファンネルキャップも長門より太くなってました。
 長門と陸奥は1926年に第一次改装が決定され、先ほどの艦首形状変更工事以外に、第二、第三主砲塔の測距儀を10メートル型に換装し、高角砲も89式12.7cm連装高角砲4基に変更され、煙突も屈曲煙突に修正してます。
 その他艦橋前部に予備指揮所の増設、羅針艦橋の拡張などの細かな改装が行われました。
 その後1934年9月5日より大改装が行われ、蒸気缶の更新による煙突の1本化やバルジの装着、艦首部分延長水平防御の改善、主砲の仰角上げ、注排水区画の増設を行ってます。また前檣の最上部に九四式方位盤照準装置を搭載しその下に射撃指揮所となり、艦橋の構成が刷新されました。尚長門と違い、副砲予備指揮所は長門と違いガラスの無い開放式となってます。
 1924年9月6日、昭和天皇(当時は大正天皇皇太子)の親閲の元、長門、陸奥の41cm砲の実弾射撃を行い、廃棄艦である薩摩型戦艦安芸を沈没させました。
 1937年8月、第二次上海事変に伴い長門と共に陸兵輸送に従事しました。
 1941年10月8日に連合艦隊旗艦は陸奥から長門に変更され。同年12月8日の真珠湾攻撃の際は他の戦艦と共に小笠原諸島近海まで進出しました。その後は広島湾付近で温存されました。
 1942年6月上旬ミッドウェー島攻略の為陸奥も出撃しましたが、南雲機動艦隊の後方に居たため戦局には寄与しませんでした。
 同年8月7日、ガダルカナル島の攻防戦において前進部隊に編入し、艦隊を率いて呉を出港しトラック島に進出。同年8月21日にトラック泊地より出撃し、第2次ソロモン海戦に参加したものの対空戦のみで米国艦隊との水上戦は発生せず、9月2日にはトラック泊地に帰還しました。
 その後速力面で機動艦隊の随行が出来ないため、南太平洋海戦や第3次ソロモン海戦時もトラック泊地での待機となってしまいました。
 1943年1月7日に空母瑞鶴等と共にトラック泊地を離れ、1月12日に横須賀に帰港。2月15日には横須賀を離れ広島湾の柱島泊地に移動しました。
 柱島泊地停泊中の1943年6月8日12時15分頃、突如陸奥の三、四番主砲塔当たりから煙を噴き上げ爆発しました、360トンある第三主砲塔は艦橋の高さまで吹き飛び、船体は四番主砲塔付近から2つに裂け、艦前部は右舷側に転覆し沈没しました。
 当初は敵潜水艦の攻撃によるものと思われ、各艦とも対潜警戒を行い、また陸奥乗員の救助も行われました。sその後陸奥の艦尾は4時間後に沈没、生存者は1,474人中353名だけでした。この陸奥爆沈に関しては箝口令がひかれ、一般の国民が知ったのは終戦後と言われてます。
 陸奥爆沈の後には査問委員会が編成され事故調査が行われてます。爆発した原因には諸説あり、三式弾の自然発火が最要因とされましたが、爆発時の排煙の色や爆沈後の実物大砲塔模型を使った検証でも否定されてます。別要因としては乗員による人為的な爆発や爆雷誤爆説が考えられますが、真相は明確になってません。
 竣工:1921年10月24日(公表)
 爆沈:1943年 6月 8日
 排水量:39,050トン(基準)
 全長:224.94m
 速力:26.728ノット(全力公試)
 主武装:45口径41cm連装砲x4基

・空母加賀
◇クラス解説
・八・八・八艦隊
 日本海軍は日露戦争の黄海海戦と日本海海戦の戦訓から、敵との艦隊決戦で勝利するには戦艦と巡洋戦艦で編制した艦隊が必要との考えに至りました。更に金剛型巡洋戦艦比叡以降は国内で超弩級艦の建造も可能となったこともあり、八・八・八艦隊構想(艦齢8年以内の戦艦及び巡洋戦艦を各8隻ずつ運用)を立案しました。
 これに伴い、英海軍よりクイーン・エリザベス級戦艦ウォースパイトの設計図を提供を受け、これをを参考に16インチ砲搭載の新型戦艦を設計しました。これが長門型戦艦(1号艦長門、二号艦陸奥)となります。しかし長門の建造発令後にユトランド沖海戦が勃発し、既存の戦艦・巡洋戦艦の装甲方式に問題があることが発覚しました。既に建造が始まっていた長門型は戦訓を取り入れた設計変更を行ったものの十分とは言え無かった為、次の加賀型戦艦(3号艦加賀、4号艦土佐))では排水量39,979t、長門型戦艦より2門多い41cm砲10門の火力を持ち、装甲に関しては徹底的にユトランド沖海戦の戦訓を取入れた設計に見直した上で建造する事となりました。続いて建造される天城型巡洋戦艦(5番艦天城、6番艦赤城、7番艦高雄、8番艦愛宕)は巡洋戦艦で計画されてましたが、ユトランド沖海戦の教訓を受け、高速力と火力を維持しつつ防御力を強化した為、実際には排水量41,000t、加賀型と同じく41cm砲10門の火力と装甲を持つ30ノットの高速戦艦として再設計されました。
 この設計変更により天城型巡洋戦艦は金剛型巡洋戦艦より排水量が15,000トン増加したため造船所によっては造船設備の拡張が必要となりました。
 また残りの8隻(紀伊型戦艦、13号型巡洋戦艦)もこの天城型巡洋戦艦を基本に新規設計されることとなりました。
 しかし翌年1921年11月12日より始まったワシントン海軍軍縮条約で建造中の加賀型戦艦2隻と天城型巡洋戦艦の4隻は建造を断念。その代わり補助艦枠であった航空母艦として1番艦の天城と2番艦の赤城が空母として建造されることとなりました。米国でもレキシントン級巡洋戦艦2隻を空母として建造してます。
 尚、加賀型戦艦の1番艦加賀と2番艦土佐は標的艦として使用された後解体または処分、天城型巡洋戦艦の3番艦高雄と4番艦愛宕は建造中止し解体となりましたが、天城が関東大震災で竜骨が脱落し船体が歪む損傷となった為破棄され、天城の代艦として廃艦予定の戦艦加賀が空母に改装されることになりました。

・加賀型戦艦
 加賀型戦艦は、日本海軍が八・八・八艦隊艦隊計画で考案した戦艦で、 長門型戦艦の拡大改良型です。
 時代的には米海軍のダニエルズ・プランのサウスダコタ級戦艦に対抗できる超弩級戦艦でした。
 土佐型の装甲は、長門型で採用された集中防御方式をさらに強化したもので、長門型では舷側の舷側装甲帯は下側より上側の方が薄くなり舷側に垂直に取り付けられてますが、加賀型では舷側の装甲帯の装甲厚(10~11インチ)は全て同一厚で、一部は傾斜させる事で更に防御力を強化されてます。これにより日本海軍の防御設計は英国式から完全に脱却しました。更に日本戦艦で初めて煙路防御を施してます。砲塔の装甲に関しては12インチで、砲塔天井部が6インチ、遠距離砲戦で重要となる水平防御用に張られた装甲は4インチもあり、建造時は世界最強の防御を持ってました。また水線下部には、日本海軍艦艇で初めてのバルジを装着しました。
 攻撃力の面では、長門型より41cm連装砲塔が1基多い5基計10門となる重武装ですが、砲塔形状は長門型と若干異なり、仰角も35°と長門型より5°増してますが、砲塔の側面装甲は若干減少してます。
 速力の面では、各国ともユトランド沖海戦の教訓に基づき高速化が図られるようになり、しかも第一次大戦後に英海軍が15インチ砲を8門搭載しながら32ノットの高速性能を誇る巡洋戦艦フッドを建造した事で、加賀型も高速化が図られました。加賀型戦艦は新式機関を搭載する事で91,000馬力を発揮、これにより長門型戦艦より船体規模も排水量も増加したのにもかかわらず26.5ノットを実現する予定でした。しかも缶数は長門型の21基に比べ12基と少なく、煙突も一本で十分となりました。
 前述の通り加賀も土佐もワシントン海軍軍縮条約により他の八・八・八艦隊各艦と共に建造中止となり、加賀型2隻は標的艦として実験に使用したあと処分する予定でしたが、横須賀海軍工廠で空母への改造中の天城型巡洋戦艦天城が関東大震災で竜骨が脱落し船体が歪んだ為廃棄され、その代艦として加賀は航空母艦に改装される事になりました。 土佐は進水後に予定どおり標的艦として使用され、1925年2月9日に海没廃棄処分となりました。

・空母としての竣工(三段式空母)
 加賀は、ワシントン海軍軍縮条約の結果建造中止となった加賀型戦艦を改装した大型空母です。
 空母としての加賀は当初全長217m、幅33.5m、排水量27,000トン、速力31.75ノット、36機を搭載する計画でした。
 当時は空母という艦種自体が黎明期だった事、そして日本海軍でも空母を自国建造、運用していたのが小型の鳳翔しかなく、もちろん戦艦や巡洋戦艦からの改装は初めてであった為、赤城と加賀の空母化に関しては暗中模索の状況でした。
 このため艦形の決定の際、赤城や加賀と同程度の大型戦闘艦から改造された英海軍航空母艦フューリアス(元はカレイジャス級巡洋戦艦:満載28,500トン,全長240メートル)の第2次改造(2段甲板空母)を参考に3段式空母案が採用されました。
 3段式飛行甲板は、上段を離着艦用、中段を小型機の発艦用、下段を大型機の発艦用とし、航空機の機種や用途により使い分ける予定でした。
 しかし当時は航空機も草創期であった為、航空機の大型化や運用を予測しきれず、特に問題となったのは発着用飛行甲板の短さでした。
 特に中段の飛行甲板からの発艦は無理だった為、この位置に艦橋設備と20cm連装砲塔2基を設置する事になりました。
 しかしこの艦橋の位置からでは艦載機の発艦・着艦統制が出来ず、竣工後甲板のエレベーター右舷に塔型補助艦橋と、飛行科指揮所を設けてます。
 加賀の煙突配置についても検討されました。当時運用していた空母鳳翔の煙突は舷側に立てて配置していた為、艦載機の着艦に支障が発生します。この為、霞ヶ浦の技術研究所で模型を作り空洞実験をいろいろと行うものの解決策が見つから無かった為、英空母アーガスの艦尾排煙方式(煙路を両舷に反って艦尾に導き排煙する方式)を採用しました。これは赤城方式との実用性の比較を行うものでもありました。
 しかし実際に設置すると長大な煙路の重量・艦内容積の減少という問題が発生。しかも煙路付近は高温になり居住に耐えられず、艦尾からの排煙により気流が乱され着艦に支障が出るなどの問題が噴出しました。この為赤城と同じ煙突への変更を試みるも軍縮予算により全通甲板化まで実現しませんでした。
 また、赤城と加賀は重巡と同様の合計10門の20cm砲を装備(ワシントン海軍軍縮条約の上限)してますが、これは空母という艦種が出来たばかりで運用法も確立しておらず、艦載機も航続力も短く低性能だった為、砲撃戦が発生する場合があると考えられていた為です。
 加賀の速力は実速26.7kt(公称27.5kt)が上限でした。加賀が赤城に比較して低速なのは元々が戦艦として設計された為で、機関出力も91,000馬力と低く、また戦艦という艦種は重防御で被弾面積を少なくする為船体長を短く設計する事により重量と推進抵抗が大きくなり高速力を発揮しにくくなる為です。
 また全長が短くなる為、飛行甲板も短くせざるを得ない為、空母への改造は巡洋戦艦天城型の方が適正だったのは否めませんでした。

・全通式甲板空母への改造
 加賀は赤城より数々の不具合が多かった為、赤城に先行して全通式甲板へと改造されました。
 最初の改装案として、米海軍レキシントン級空母のような大型艦橋を持つ空母が検討されましたが、友鶴事件による重心上昇の懸念と風圧側面積の減少に配慮し、格納庫、飛行甲板、艦橋とも縮小され直立煙突の採用も見送られました。
 改装工事は佐世保海軍工廠で、1934年6月25日~1935年6月25日迄改装工事が行われました。改装工事は既存の問題点の解消だけでなく性能向上も含めたものだった為かなりの大がかりなものとなりました。
 艦橋は小型の物が飛行甲板の右舷前方に設置されました。艦橋位置についてはその後数年間試行錯誤を繰り返す事になりますが、右舷に置いたのはレシプロ機の特性(プロペラはパイロット側から見て時計回りの為、機体が左側に持ってかれる)によるもので、左側艦橋は障害物となりやすかった為です。
 これは世界的にも共通です。
 排煙方式は位置を機関上部右舷に赤城と同じ弯曲煙突式として設置することで、100tの重量軽減の他、艦内環境の改善、着艦時の気流の乱れなどを改善することが出来ました。
 飛行甲板は中下段を廃止し最上段の甲板を船体長を上回る長さに延長拡大しました。幅も艦橋部で29.5mもあり、飛行甲板の面積は日本の空母では信濃の次に広い7,001.7m2に達してます。
 航空機の格納スペースも拡大され、日本空母としては以後に建造された空母も含め最大の容積を確保しました。これにより搭載機も90機と大幅に増えました。また燃料搭載量や航空機燃料も増加し、16ノットで10,000海里(従来は14ノットで8,000海里)に延長されました。
 機関についても最上型のタービンに換装することで28.3ノット(従来は26.7ノット)と優速になってます。本来は30ノット以上が望ましいのですが、復元性向上の為のバルジ装着と排水量増加(38,000トン越え)もあり許容されました。確かに28.7ノットのスピードは他の正規空母より遅いですが、実際の運用で問題になることはありませんでした。
 また圧倒的な搭載量と長大な航続力がある為、当初真珠湾攻撃には加賀と翔鶴型空母の3隻で行うという案も検討されてました。
 兵装についても96式12.7cm連装高角砲8基への換装及び反対舷への射撃可能な位置への設置と25mm機銃の増設により防空能力は赤城を凌駕してました。
 このように改装後の加賀は広大な飛行甲板を備え、甲板の高さも高いので甲板上の作業も波浪の影響をうけにくく、戦艦改造空母であるが故船体も安定しており揺れが少なく(横揺れについて最大加賀3度、飛龍11度、翔鶴20度あり、実際日本空母艦隊行動中の動画もありますが、翔鶴型の揺動は激しかったです。)、艦橋も右舷前方で着艦しやすいと用兵者には非常に好評だったようです。
 ただし問題点もいくつかあります。一つは艦橋がコンパクトでパイロットからは好評でしたが、作戦指揮を行うには狭すぎました。
 また日本空母の共通の問題ですが、格納庫を閉鎖式にした事でダメージコントロールがしにくい点です。米国のヨークタウン級やエセックス級航空母艦は開放式の為、被弾し格納庫内で爆発しても爆風を外に逃がしやすく、また格納庫内で火災が発生しても爆弾や魚雷を投棄しやすいという利点もありました。実際閉鎖式格納庫の大鳳や米空母サラトガもこれが原因で沈没してます。しかし開放式の場合、塩害や戦闘機などによる外部からの銃撃に晒されること、波浪により艦内に波が艦内に入り込む(特に日本近海は波浪が激しく、米海軍は何度も日本近海の作戦で荒天により被害を被ってます)、飛行機自体が貴重品(米国では消耗品)の為、日本海軍では採用しずらかったのだとも思われます。
 上記2点は用兵側やお国の事情により仕方ない部分もありますが、全通式甲板改装時に中段にあった20cm連装砲塔2基を取り外し、代わりに艦尾にケースメイト式として方舷2門ずつ追加し、改装前と同じく20cm方を10門としたことは先見の明を欠いていたと言わざるをえません。
 話は変わりますが、当時日本海軍でも空母用カタパルトを開発しており、加賀に設置され射出実験を行い成功しましたが、実用化は困難ということで撤去され、その跡が加賀の飛行甲板前部に残ってます。実用化出来なかった理由には諸説あり、射出に時間と手間がかかる、機体が持たない、パイロットの命が危ない(謎)などがあったようです。いずれにしろ空母用のカタパルトは終戦まで実用化出来ませんでした..いや伊号四百型潜水艦を潜水"空母"と呼ぶなら出来たとも言えますが。

◇個艦解説
 加賀は、八・八・八艦隊の3番艦として1920年7月19日に川崎造船所で起工、1921年11月17日進水しましたが、ワシントン海軍軍縮条約に従い1922年2月5日建造が中止されました。加賀は標的艦として新型水雷爆弾の実験をおこなったのちに解体となる予定でしたが、1923年9月1日に発生した関東大震災によって横須賀海軍工廠で改装中だった天城が大破し、修理不能となり破棄された為、天城の代艦として空母に改造されることになりました。
 1928年3月31日竣工となりますが、予算不足の上航空艤装の未定部分がある為未完成の状態であり、その後も第4予備艦に指定され横須賀海軍工廠小海岸壁で引き続き工事を続けました。同年6月15日に第3予備艦となり秋には公試運転を行い、12月28日に第2予備艦に指定され佐世保に回航され佐世保海軍工廠で残工事を行い、1929年11月1日に第1予備艦となり航空機を搭載、1931年赤城に代わり第一航空戦隊に編入し旗艦となり就役となるもまだ工廠内での残工事がありました。
 1932年、第一次上海事変が勃発し。加賀も参加。日本海軍で初の空母の実戦参加となりました。
 同年1月29日に佐世保を出港し、31日から作戦行動を開始した後、2月5日に初の日中空中戦を行い、3月3日の停戦まで戦闘を続けました。その後、1933年10月20日に第1航空戦隊から外れ、1935年11月15日まで佐世保海軍工廠で改装工事を行いました。1937年7月には第二次上海事変が発生、赤城が近代化改装中で空母蒼龍と飛龍が建造中の中、空母加賀が実戦可能な主要戦力として活躍しました。
 加賀は1937年8月10日に出撃し、上海沖での攻撃や陸戦支援に従事しました。この戦闘では艦爆・艦攻のみで攻撃しましたが敵の迎撃により10機を損失、これ以降は攻撃隊の護衛に戦闘機を随伴することとしました。8月26日に佐世保に帰港し、翌日から南京空襲や中華民国艦隊への攻撃を行い、中神国艦隊の巡洋艦平海、逸仙を擱座させ同方面の中華民国海軍艦艇は戦闘力を喪失させました。この攻撃は航行中の敵水上戦闘艦を航空機だけで撃破・擱座させた史上初の例として記録されてます。その後、加賀は南支方面での爆撃任務を続け、1938年1月25日まで活動して、3月25日に再び横須賀を出港しました。12月11日に佐世保に戻りました。
 1941年4月、第一航空艦隊が編制され、赤城と加賀と駆逐艦2隻が第一航空戦隊として編入されました。同年9月には翔鶴型空母の竣工に伴い加賀は一航戦から外される予定でしたが、翔鶴型空母の飛行甲板仕様(甲板長や艦橋位置の甲板幅が赤城や加賀より短い)だと航空機の運用が不便ということで、そのまま一航戦に留まりました。
 その後ハワイ作戦の準備を行ない、1941年11月17日、半完成品の浅深度航空魚雷を積み込み佐世保基地を出港し佐伯湾に入港。また艦載機部隊は鹿児島基地と富高基地、佐伯基地を訓練基地として錦江湾や志布志湾、佐伯湾で演習を行いました。各空母は佐伯湾で艦載機部隊と合流し、それぞれ分かれて単冠湾に向かいました。加賀も佐伯湾を11月20日に出発し、三菱重工業長崎兵器製作所の技術者が浅深度航空魚雷の最終調整を行った後、11月23日に単冠湾に到着。浅深度航空魚雷は各空母に分配され、11月26日に出撃し、12月8日に真珠湾攻撃を行いました。
 翌1942年1月9日に加賀を含む南雲機動部隊は呉を出撃し、トラック島を経て2次にわたるラバウル攻撃とカビエン攻撃を行いました。
 同年2月8日にパラオに入港した際、暗礁に座礁して艦底部を損傷しましたが軽便な物でした。2月15日には赤城、飛龍、蒼龍と共にポートダーウィンへの攻撃を行いました。2月25日、南雲機動部隊はインド洋へ出発し、3月1日に米給油艦ペコスを撃沈。随伴の駆逐艦エドサルも最終的に撃沈しました。3月5日、加賀の艦爆・艦攻がジャワ島チラチップを攻撃しました。スターリング湾帰港後、加賀は座礁による損傷部修理の為3月13日付で機動部隊から除かれ、佐世保に帰港した為セイロン沖海戦には参加しませんでした。また、ポートモレスビー攻略を狙うMO作戦で加賀の参加を要請されたのですが、聯合艦隊は第五航空戦隊(翔鶴・瑞鶴)の練度向上を優先した為、加賀は参加しませんでした。
 この結果加賀はセイロン沖海戦にも珊瑚海海戦にも不参加となったため人的消耗が少なくベテラン搭乗員も揃っていたので、他艦への転出者が多数でてました。
 1942年4月18日のドーリットル空襲では、木更津基地にいた加賀の戦闘機隊がアメリカ機動部隊の攻撃に向かうも発見できませんでした。
 1942年5月27日ミッドウェー島攻略の為、加賀を含む南雲機動部隊は日本を出撃。
 この作戦の際甲板には敵味方識別用の巨大な日の丸が描かれました。これは珊瑚海海戦で敵空母に誤着艦しそうになった事による対応ですが、逆に敵にとって絶好の攻撃目標になったのでミッドウェー海戦以降はこの戦法は踏襲されませんでした。
 尚、この時点で加賀の搭載機は、艦戦18、艦爆18、艦攻27と、日本の空母艦隊では最大の攻撃力を持ってました。
 同年6月5日午前1時30分、南雲機動部隊はミッドウェー島攻略の為攻撃部隊を送りましたが、この攻撃では不十分だったため第一次攻撃隊より第2次攻撃の必要有りとの連絡を受け各空母は97艦攻の兵装転換が行われました。
 この最中にミッドウェー島から飛来した米軍機(B-17爆撃機とドントーレス爆撃機)の爆撃を受けますが、直衛機の援護もあり加賀はあ損傷しませんでした。
 午前4時40分、重巡洋艦利根の偵察機が敵艦の存在を報告したため、南雲司令部は兵装転換を一時中止。草鹿参謀長は敵艦種を問合せました。
 午前5時20分敵空母の存在を確認した為、ミッドウェー基地への攻撃を中止し米機動部隊攻撃の為魚雷兵装への転換命令を出しました。
 加賀の格納庫では九七艦攻への魚雷再装着が進められており、格納庫内には爆弾が散乱した状態でした。その時、米アベンジャー雷撃機が南雲艦隊に接近、魚雷投下の為海面近く降下しました。日本軍直衛機も低空に向かい、各艦も注意を低空に向けた為、南雲機動部隊上部はがら空きとなりました。そこにドントーレス爆撃機が各空母への爆撃を仕掛けてきました。
 ドーントレスより投下された1000ポンド爆弾を3発まで回避したものの米機動部隊空母エンタープライズのドントーレス25機が加賀を目標にした為、全てはよけきれず、艦後方右舷、前部エレベータ、前部リフト、艦中央やや左舷の順番で計4発が命中しました。結果、同海戦の日本空母では真っ先に、そして一番多く(蒼龍17機、赤城4機)の被弾となりました。
 特に艦橋近くの航空機用ガソリンを満載した給油タンク車に命中した爆弾は大爆発を引き起こし、艦長以下幹部ごと艦橋を吹き飛ばし全員戦死。更に格納庫内の爆弾、魚雷、燃料満載の艦載機を誘爆し火災が発生、舷側や飛行甲板も吹き飛ばした為格納庫がむき出しの状態となりました。誘爆は更に広がり手の付けられ状態となり、総員退去の命令が出されました。
 そこに米潜水艦ノーチラスの雷撃があり三本中一本が命中するも不発でした。
 戦闘詳報によれば、加賀はその後メインのガソリン庫に引火し、その大爆発により沈没したとされてますが、艦中央部に発生した亀裂が水線部まで達し爆発と共に沈んだという証言などもあります。
 就役:1928年3月31日
 戦没:1942年6月5日
 排水量:33,693英トン(公試)
 全長:238.51m
 速力:28.25ノット
 搭載機数:60機(竣工時)
インフォメーション  ◆大和型戦艦の模型に関しては「ワタ艦同人誌情報」に下記の大和型戦艦模型の情報を掲載してます。オンラインPDF版(サイズ超大)とダウンロード版(ZIP)を置いてますのでご興味があれば覗いてみてください。
 ● 大和型軍艦の模型史考2015~2022(2015年以降の大和型軍艦模型をまとめたもの)
 ※ 現在体調不良の為、更新が伸びていますので、大和型軍艦の模型史の更新はもう少しお待ちください。
 ● 大和型軍艦の模型史考2015 (2015年迄の大和型軍艦模型をまとめたもの)

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